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09:45日本企業によるM&Aの最新状況:パンデミック収束後の予測
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中にあっても日本は昨年、アジアにおけるM&Aの伸長を牽引した国の一つとなった。同地域での大型案件の半数に貢献した日本勢のM&Aの勢いは、2021年には益々加速すると思われる。昨年は、日本企業によるノンコア資産の売却、事業再編やポートフォリオの強化など、国内M&A活動が活発化した。対外(アウトバウンド)M&Aのレベルはまだ2020年以前の水準には達していないとはいえ、国内案件数やM&A待機資金の増加、それに潜在的な需要を考えれば、日本企業が再び対外M&Aに目を向けることは確実と見られる。こうした状況のもと本セッションでは、国内外のM&Aの現状と傾向、さらにパンデミック収束後のベストアプローチについて、M&A業界の第一線で活躍する専門家の見通しを聞く。
- 今後一年間の日本企業によるM&Aを推進させる主要テーマ・傾向には何が挙げられるか?
- 国内M&A:過去一年間に日本企業がカーブアウト・事業売却を推し進めた背景は何か? また事業の合理化・スリム化の傾向は今後も継続が期待できるのか?
- 対外M&A:日本企業が対外M&Aの対象としてみている地域はどこで、対象候補にはどういった案件があるのか? また、課題となる要素は何か?
- パンデミックのダメージから世界が立ち直りつつあるなか、日本企業にとっての投資チャンスはどの分野・地域なのか? また、事業のスリム化をどのように進めるつもりなのか?
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10:45
ネットワーキング・ブレイク
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11:15コーポレート・ガバナンスと株主アクティビズム:進化する対応
日本における株主アクティビズムの高まりは特に目新しいものではないのだが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けいっそう活発化した。法規制の面からみると、近年のコーポレート・ガバナンス改革により上場企業は、独立取締役や経営陣の多様性、環境関連事項の情報開示などにも配慮しなければならなくなった。また同時に企業は、株主価値やアクティビストからの圧力にも敏感になっており、国内ライバル企業に対する敵対的買収や親子上場の解消にからむ案件などが増加の一途をたどっている。このことは今後の事業再編・売却案件の大きなうねりを予見している。本セッションでは、アジア地域の株主の期待を汲み取り、政府の規制改革に備えるためのベストオプションを、アドバイザーらにより検証する。
- 日本における株主アクティビズムとコーポレート・ガバナンスの原動力は何か?
- 近年のコーポレート・ガバナンス改革は今後、株主アクティビズムにどのような影響を及ぼし、企業の事業統合をどう加速させるのか?
- 昨年の日本市場での案件を考えると、親子上場問題解消に絡む案件は今後も増加が期待できるか?
- 日本における敵対的買収案件増加の原動力は何か? また、ニトリによる島忠買収から得られる教訓は何か?
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12:00
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12:30
ネットワーキング・ランチ
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13:30企業投資:テクノロジー分野でのM&Aによるイノベーションの追求
テクノロジー分野への投資は日本企業によるM&Aの中でも最も活発なものの一つとなっている。パンデミックの影響によりデジタル化やeコマース化が加速していることもあり、事業変革やイノベーションをサポートするテクノロジー関連資産は金融サービス分野からヘルスケアまで、幅広い日本企業の買収対象候補となっている。売り手市場であるこうした状況の下、本セッションではテクノロジー分野でのM&Aの現状に加え、そうした国内外のテクノロジー資産の買収が企業の将来的なリスク軽減にどう活用できるのかについて、企業経営陣の見解を聞く。
- テクノロジー分野への戦略投資を検討している大手日本企業がターゲットとしているのは、国内市場、海外市場のどちらなのか?
- フィンテックやヘルスケア分野など、国内投資家が注目しているサブセクターはどこか?
- 企業側の観点から見て、海外テクノロジー企業への投資の際に課題となる要素は何か? また、そうした課題はパンデミックの影響により、より深刻化しているのか?
- 日本のベンチャー・キャピタル市場―エグジット戦略としてM&Aを選択する企業は増えているのか? また、そうであればその理由は何か?
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14:30
ネットワーキング・ブレイク
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15:00対外案件への進出:日本企業によるインドへの投資
日本企業による今後の対外M&Aについては、手元資金の豊富な事業会社がビジネス強化のための案件を模索していることもあり、慎重ながらも楽観的な見通しが示されている。特にインドへの投資に関しては、パンデミックの影響によりディストレスト資産が増加したこともあり、今後火がつく可能性がある。ただしこれには、インド特有の規制当局の方針や、文化的・地政学的な課題も伴う。本セッションでは、インドにおける投資機会を最大限活用する方法について、大手アドバイザーの見方を紹介する。
- ディストレスト資産や事業再編の増加など、インド投資における今年これまでの主要テーマには何が挙げられていたか? そして今後の投資テーマとしては何が挙げられるのか?
- インドのスタートアップ企業など、日本企業の投資先として最も魅力的な分野はどこか?
- 来年、インドでのM&Aを検討する場合、事業価値の算定やコーポレート・ガバナンス、デューデリジェンスの実施など、日本企業が直面するであろう課題は何か?
- インド市場における最近の買収案件のうち、日本企業にとり参考となり得る成功事例はどれか?
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16:00
ネットワーキング・ブレイク
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16:15日本におけるプライベート・エクイティ市場の高まり
パンデミックの状況下においても日本はますます魅力的な投資先となってきている。企業が進める事業再構築に絡む案件を獲得しようと、世界的な大手プライベート・エクイティ企業も日本に進出してきている。多額の投資準備資金を抱えているファンドや、プライベート・エクイティ企業へのノンコア資産の売却を検討している国内企業数の増加を考えれば、この業界の見通しは明るいと言える。一方では、売却対象となり得る資産の不足や過熱感に対する懸念も指摘されている。本セッションでは、国内外の大手GPが今後の市場見通しについて予想する。
- 過去1年、どのような大型案件があったか、そして今年年末までの見通しはどうか? 大企業・中堅企業はどの分野をチャンスと見ているのか? また、資金調達動向の見通しはどうか?
- 日本企業の経営陣が事業・資産の売却先として、以前よりもプライベート・エクイティ企業を受け入れている要因は何か?
- 事業・資産売却のプロセスにおいて、日本の事業会社は買い手としてプライベート・エクイティ企業にどう対抗するのか?
- 日本のプライベート・エクイティ市場は過熱気味なのか?
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18:30
閉会
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17:15
ネットワーキング&カクテルパーティー
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